大学教育を充実させるための政策
大学教育を充実させるために文部科学省では国公立私立大学に対して教育改革を行っています。財政的な手助けや幅広く情報の提供を行い、大学での教育改革を促進するためにGPを実施しています。GPとはgoodpractiseの略称であり、近年国際機関の報告書などでも優れた取組という意味で幅広く使われています。近年諸外国でも忠告されている言葉の一つです。このGPには、質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)、特色のある大学教育支援プログラム(特色GP)、現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)の3種類あります。教育GPとは国全体の高等教育の質の保証及び国際競争力の強化を目的としたプログラムです。このプログラムに平成20年度では約86億円の予算が投じられました。特色GPとは各大学の実績がある教育方法や教育課程の工夫改善等をさらに発展させることを目的としたプログラムです。最後に現代GPとは様々な審議会からの提言などから、社会的要請がある政策課題(地域への活性化や、知的財産等についての教育)等に関してのプログラムです。これらの枠組みに対して大学独自のプログラムを考え、採択されれば国から補助金がおります。このプログラムに採択されるためにどこの大学も必死でプログラムの作成を行っています。大学運営における国からの補助金は高い割合を占めており、国からの補助金は近年減少傾向にあります。
プログラムに限らず大学側はいかに魅力的な大学を作るかが今後の課題になります。